電気圧力鍋クッキングプロを使って感じたメリットやデメリットを解説します。
クッキングプロを使った料理動画もたくさん撮っているので、使い方や操作方法など参考にしてください。
クッキングプロ V3(最新モデル)のレビュー記事はこちら
https://rakuraku-kitchen.com/cookingprov3/
クッキングプロの特長・基本情報
クッキングプロは、材料を入れてボタンを押すだけで、美味しい料理が簡単に作ることのできる電気圧力鍋です。テレビ通販でお馴染みのショップジャパン(Shop Japan)が販売しています。クッキングプロの宣伝には高橋真麻さんが起用されていますね。
電気圧力鍋のイメージとしては、『圧力鍋の機能をもった炊飯器』のようなものです。
圧力調理の方法を動画に簡単にまとめました。
クッキングプロは、圧力調理、蒸し、スロー調理、煮込み、無水調理、炒め、温め直し、炊飯の1台で8通りの調理が楽しめます。
▼魚は骨まで柔らかくなり、丸ごと食べられます
大きさは幅29×奥行27×高さ30cm。比較的軽いです(3.6kg)。我が家では炊飯器を置いていた場所にクッキングプロを置いています。以前使っていた5合炊き炊飯器よりやや小さいといったサイズ感です。
※クッキングプロがきてから炊飯器は使わなくなったため、片づけました
火を使わないので安全、スイッチ押したらほったらかしでOK、柔らかく料理できて骨まで食べられるので栄養満点…とメリットが多いです。
使い方
『豚の角煮(圧力調理)』を例として、使い方を紹介します。
説明書にはカラーでわかりやすく使い方やレシピなどが載っています。材料や加熱時間などはレシピに従うだけなので、初心者でも簡単です。
※上記の取扱説明書のほかにクッキングプロ専用のレシピが多数載っているレシピブックもあります。レシピ本があるとお料理のレパートリーが広がります。
- 1.内釜に材料・調味料を入れる
- 2.フタを閉めてボタンを押す
料理スタートボタンを押したら、完成するまでは何もする必要がなくほったらかしでOKです。鍋のそばにいる必要がありません。調理が終われば自動でストップするので安全です。
- 3.完成
調理が終わると終了音が鳴り、終了を知らせてくれます。圧力が下がったら、フタをあけて、煮詰めて完成です。
炊飯器感覚で使えるので、難しいことはありません。
お手入れ方法
▼パーツは「本体」、「内釜」、「フタ」の3つ。
お手入れは内釜を洗うだけ。内釜は焦げ付き防止加工がされているので、食材のこびりつきもほとんどなく、普通の鍋よりもお手入れが楽です。
▼蓋の内側についている内蓋とパッキンは取り外して洗うことができます。
結局のところ、炊飯器のお手入れと同じです。
こんな人に特におすすめ
簡単に美味しく料理を作りたいと思っている方であれば、どなたにでもおすすめできる商品ですが、特に以下の方におすすめです。
- 料理初心者の方(簡単で失敗が少ない)
- 高齢の方(軽い、火を使わないので安全)
- 小さなお子さんがいる方(時短、簡単調理)
- 圧力鍋を使うのが怖くて躊躇している(火力調整が不要で静か)
- 魚の骨まで食べたい(骨まで柔らかくなる)
レビューをみるとご両親へプレゼントしている方が結構いらっしゃいました。火を使わないので、火の消し忘れの心配がないのは高齢者家庭にとっては安心ですね。また、普通の圧力鍋のような激しい蒸気もでず、軽くて、お手入れ簡単なので、使うのが億劫でありません。
クッキングプロで料理をしたレビュー
レシピブックに載っている料理を中心に実際にクッキングプロで料理してみました。
炊飯/お赤飯
クッキングプロは炊飯器代わりにもなります。内釜に水量メモリがついているので、炊飯器で炊くのと同じ感覚です。
とても簡単に ふっくらつやつやの美味しいご飯が炊きあがりました!
2合の場合、圧力調理時間は6分ですが、予熱と減圧も含めたトータル時間は約30分でした。 炊飯前に水に浸す必要はありません!
ごはん2合を調理した場合の電気代はわずか約3円。圧力調理は電気代がかかるのではないか心配でしたが、これなら電気代を気にする必要もありませんね。
★お赤飯
もち米を使ってお赤飯を炊いてみました。ふっくらとかなり美味しく出来上がりました!
下ごしらえは不要なので、だれでも簡単に美味しいお赤飯が作れます。これはかなりおすすめです!
無水カレー
トマトの水煮缶で無水カレーを作ってみました。人参は中まで柔らかくて、濃厚なカレーで美味しかったです。
釜がコーティングされていて、それほどくっつかないので、後片付けも楽でした。
豚の角煮/手羽先のさっぱり煮
★豚の角煮
30分の加圧調理でトロトロの『豚の角煮』ができました。
自宅で豚の角煮を作ったのは初めてでしたが、お箸で簡単に切れて、とても美味しくできました!
★手羽先と卵のさっぱり煮
加圧10分+煮詰め3分で柔らかくなりました。
さんま・いわしの甘露煮
さんまとイワシで甘露煮を作ってみました。どちらも骨まで柔らかくできました!
★イワシの甘露煮
クッキングプロの説明書に載っていたレシピに従って作りました(量はレシピの半分で作りました)。
鍋に材料を入れて加圧30分、その後約10分煮込んで完成です。
加圧は30分ですが、予熱調理や煮詰めたりする時間も含めると、所要時間は全部で約1時間でした。自宅でこんなに簡単にできるものだとは思いませんでした。
パスタ/スパゲッティ
ミートソースを作ってみました。3分炒め+1分加圧調理で美味しいパスタができました。
トータルで約30分かかりましたが、お湯を沸かす鍋が不要で材料を入れたらほったらかしでよいので、普通にパスタを作るより簡単です!
筑前煮
人参やレンコンなどの根菜類も圧力調理で簡単に柔らかくなりました。
里芋の煮っころがし
加圧時間3分で柔らかくなりました。
今回は生の里芋を使いましたが、冷凍里芋でもできるようです(冷凍のまま入れてOK)。
おでん/鍋料理
★おでん
大根は下処理なしでものすごく柔らかくなりました。普通の鍋で作るのに比べると断然楽でした。
★白菜と豚肉のミルフィーユ鍋
10分の加圧だけで白菜の芯や繊維までとろとろに柔らかくなりました。普通の鍋で煮込むより圧力鍋のほうが断然美味しいです!
黒豆煮
黒豆を自宅で作るとなると前日から豆を水に浸して…と準備が面倒です。クッキングプロを使えば圧力時間7分+2分でできてしまいます。
圧力調理時間は9分ですが、放置して冷ましたりする時間も必要なので、トータルで最低3時間位かかります。それでも普通の鍋で作ることを考えると手間いらずで簡単です。
一晩寝かせると色も黒くなり、ふっくらして美味しくなりました。
サラダチキン(鶏ハム)
スロー調理で鶏むね肉でしっとり柔らかいサラダチキンを作れます(圧力調理だとパサパサになります)。
蒸し料理は蒸しプレートが便利!
クッキングプロは蒸し料理も得意です。蒸し料理をするときには「蒸しプレート」を使います。
★まるごと玉ねぎ蒸し
玉ねぎを蒸しプレートにのせて、水をいれて8分加圧するだけで、お箸でもきれるくらい柔らかくなりました。
★ふかしいも
加圧3分で甘くてホクホクのふかしいもができました。電気レンジで加熱するのに比べると蒸しているので甘くふっくらとできます。
蒸しプレートはクッキングプロ専用のやつでなくても、鍋に入る大きさで、水を入れる高さがあれば代用品でも大丈夫です!
クッキングプロの料理動画は別記事で詳しく紹介しています。動画をみれば使い方や操作方法などがわかると思います。
1台で8通りの調理(圧力調理、蒸し、スロー調理、煮込み、無水調理、炒め、温め直し、炊飯)ができるというのがクッキングプロのウリですが、圧力調理と煮込み料理が特に利用価値が高いと感じています。
何人分の料理が作れる?
料理の種類によりますが、2~4人家族に適している大きさだと思います。レシピブックは2人分が掲載されています。
我が家はいつも2人分で作っていますが、2人分だとなべにまだ余裕があるので、倍量の4人分は作れると思いますが、食べ盛りのお子さんがいる4人家族だと量が足りないかもしれません。
クッキングプロのメリット
クッキングプロのメリットをまとめると以下のようになります。
- 自動調理で火力調整不要なので簡単!
- 圧力調理中も音がしなくて静か(怖くない!)
- 後片付けが簡単(内釜を洗うだけ)
- 周囲が熱くならない(特に夏場は重宝する)
- 時短(特に煮込み料理)
以前はガスで使う普通の圧力鍋を使っていたのですが、『重い、調理中の音がシューシューとうるさい、後片付けが面倒…』などの理由で結局使わなくなってしまいました。
電気圧力鍋は初めて使いましたが、圧力調理中も蒸気がでないため、とても静かなことに驚きました。
また、軽くてコンパクトな内釜を洗うだけなので後片付けが楽なのも継続できる理由です(以前の圧力鍋は重くて、こびりついたりで洗うのが大変でした)。
クッキングプロのデメリットと注意点
使ってみて気になった点を書いておきます。
「時短」という謳い文句について
例えば、『炊飯6分!』と紹介されていますが、実際にはすべてトータルで約30分かかりました。6分というのは加圧調理時間であって、予熱や料理後の減圧時間がそれぞれ10~20分かかります
急ぐ場合には、バルブで強制的に減圧することもできます。
予熱や減圧をも含めた全体の料理時間は、調理時間+30分程度と考えておくのがよいでしょう。
また、『材料を入れてボタンを押すだけで出来上がり!』みたいな謳い文句で宣伝していますが、それだけではできない料理もあります。炊飯などは材料を入れてボタンを押すだけで出来上がるのですが、自動調理が終わった後に10分程度煮込みが必要になる料理もあります。
煮込みと言っても、フタを開けてボタンを押すだけなので、作業自体はほとんどありませんが…。1回ボタンを押したら出来上がり…ではなく、何度かボタンを押す必要があります。
「煮込み・炒め」モードは3分固定&火力調整できない
使っていて不可解なことが一つあります。それは「煮込み・炒め」の調理時間が3分に設定されていて変更できないこと。そのため、レシピに『煮込み9分』とある場合、「煮込み・炒め」を3回押す必要があります(3分経つと自動で切れるため)。
「煮込み・炒め」は火加減の調整ができなくて、2分位すると火力が結構強くなります(コンロだと中~やや強火に相当すると思います)。あえて3分と短い時間に設定してあるのは、長時間煮込みすぎて焦げ付いたりするのを防止する目的なのかもしれません…。
スロー調理の温度が変更できない
スロー調理とは沸騰するよりも低い温度で加熱することで煮崩れをおこさずに食材を柔らかく煮込むことができます。
クッキングプロのスロー調理の温度は72℃に固定されており、他の温度に変更することができません。65℃などに温度が変更できれば低温調理が簡単にできて便利なのになぁと思いますが、低温調理の機能は謳っていないので仕方ないですね。
まとめ
クッキングプロがあれば、短時間で煮込み料理ができたり、ほったらかし調理ができます。シャープのホットクックのような撹拌機能はないので、最後に自分で混ぜたりする必要はありますが、コンロで調理するのに比べると手間いらずで楽です。
クッキングプロの本体の色はシルバーとレッド(赤)があり、レシピ本、蒸しプレートなどがついたお得なセットもあります!
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