ゴーヤは狭い庭やプランターでもできて、手入れも簡単なので家庭菜園初心者にも向いています。我が家の小さな庭でもここ数年無事にゴーヤの大量収穫ができています。
ゴーヤは栄養豊富なのはもちろん、ゴーヤを育てるとそのグリーンカーテンで真夏の暑さ対策にもなります。
備忘録もかねてゴーヤ栽培の様子をレポートしていきます。
ゴーヤ家庭菜園の参考にしてくださいね。
土の準備(苦土石灰で土を耕す)
ゴーヤの苗を植える1~2週間前に『苦土石灰(くどせっかい)』をまいて土を耕しておきます。
実施日:2019年4月23日
苦土石灰は、炭酸カルシウムと酸化マグネシウムが主成分の肥料で、酸性の土壌の中和させ、アルカリ性側に傾かせる働きがあります。また、土への栄養補給にもなります。
ゴーヤは酸性の土を嫌うので、ときどき苦土石灰などを与えて土を中和させるとよいらしいです。
苦土石灰は1kg150円位で販売されています。安いですね!
今回は粒状の苦土石灰を使いました。粉末状のもあります。
1㎡あたり120~160gを土にパラパラとまいて混ぜ合わせます。
これで土の準備が完了。こんな感じの狭い庭の一角で家庭菜園を行います。
苗を購入して植える
ゴーヤは種から育てる人もいますが、初心者は苗を購入して土に埋めるのが簡単です。
苗の購入(接木苗と実生苗どっちを選ぶ?)
ゴーヤの苗は4月~5月頃にホームセンター、園芸店、農協などで買うことができます。
最近はネット通販でも買えます。人気のゴーヤ苗です↓
2020年は上記のネット通販でゴーヤ苗などたくさんの苗を買いましたが、どれもとても立派な苗でした。
苗を販売しているお店が近くにない方はチェックしてみてくださいね!
苗には「接木苗」と「実生苗」というのがあります。実生苗は100円前後ですが、接木苗は300円前後します。
実生苗は種から育てた苗のことで、安いというメリットがありますが、病気に弱いものがあったりして、素人が育てると失敗する可能性があります。
接木苗とは別の品種の茎から下の部分に、別の苗を接ぐことで、2つの植物の特性を活かし、病気に強くて収穫率が高くなるよう加工された苗です。
我が家では「接木苗」を購入しました。接木苗は少し値段が高いですが、生育しやすいので初心者は接木苗がおすすめです!
1株300円の接木苗を7株買ったので合計2,100円でした。苗もたくさん買うとバカになりません!
昨年は1つのゴーヤの苗からゴーヤが10~15個収獲できました。緑のカーテンの目的もあるため、我が家では7株も購入しましたが、すべて順調に育つとゴーヤが食べきれないほどできますよ(100個以上)。緑のカーテン目的でなければ、1~2株で十分かもしれません。
苗を植える
実施日:2019年5月5日
苗を土に植えて、その横に支柱をさします。
訳50cm間隔でゴーヤの苗を植えていきます。
こんな感じになりました。手前がゴーヤ7株、その奥にキュウリ4株を植えました。
苗を植え付けたあとは水をたっぷりあげます。
水やり
ゴーヤは乾燥すると生育が悪くなるので、水やりは適宜やります。露地栽培だと6月頃は梅雨で雨も多いので、それほど水やりをしなくても大丈夫です。
真夏になると水やりは必須です!
ネットを張る
実施日:2019年5月18日
苗を植えてから約2週間がたち、つるが伸び始めてきました。
ツルが巻き付くようにネットを張ります。ネットの張り方にはいろいろな方法がありますが、我が家の方法は以下の通りです。
花壇から支柱を2本組み合わせてベランダ(写真右)に固定し、さらに水平に支柱を2本固定し、ベランダからネットを張ります。
1人ではできないので2人でやりました。30分位かかりました。
ベランダから下を撮影したところです。
ネットは100均で売っている園芸用ネットを使いました(昨年の使い古し)。
追肥(ついひ)
実がつきだしたら2週間に一度のペースで追肥をしていきます。
「ハイポネックス」という液体の追肥を使いました。
キャップにほんの少し(2~3ml)をとり、じょうろの水に混ぜて散布します。
肥料は液体でも固形でもよいと思います。
ゴーヤの摘芯
ゴーヤ栽培では摘心(てきしん)をしたほうがよいです。
ゴーヤの葉っぱが6枚くらいになったら、親づる(真ん中の太い茎)を摘芯(切り落とす)します。摘芯しなくても育つらしいですが、摘芯をしないと横につるが伸びずに緑のカーテンにならずに緑のラインになってしまうようです。
こちらの動画で摘芯について説明しています。
5月下旬に葉っぱが6枚くらいになったので摘芯を実施しました。
ゴーヤの生育状況・収穫
6月2日(苗植え後約1か月後)
6月16日(苗植え後42日後)
生育がイマイチで心配していたのですが、最近子づるがようやく伸びだしてきました。
6月29日(苗植え後56日)
5つ植えた苗のうち、2つは150cm位までつるが伸びてきました。他の苗は伸びるペースが遅いです。
7月5日(苗植え後72日)
花が咲き始めました。
ほとんどが雄花(実にならない)ですが、雌花を1つ発見。ゴーヤの実になりそうです。
7月13日(苗植え後70日)【小さな実が1個】
梅雨でこの2週間晴れ間ははなく、雨続きのため、生育スピードはゆっくりです。それでもツルがだいぶ伸びてきました。
ツルの一部はベランダまで伸びてきました(ベランダから撮影)。
ゴーヤの実が一つだけできました。まだ5cmととても小さいです。
7月21日(苗植え後78日)【実が10cmに成長】
実は1個だけですが、10cmの大きさまで成長しました。今週末には収獲できそうです。
7月27日(苗植え後85日)【初収獲】
梅雨が明けて、暑い日が多くなってきたので、ようやくゴーヤの育ちがよくなってきました。
かなり緑のカーテンになってきました。
ベランダからみるとこんな状態です。花もたくさん咲いています。
18cmと小ぶりですが、これ以上大きくならないので収獲しました!
現在、ものすごい小さいゴーヤの実を5~6個確認しています。ここ連日30℃を超す猛暑なので、発育が進むのではないかと思います。
8月5日(苗植え後94日)
先週あたりから連日30℃を超す猛暑でゴーヤの生育が急に進み、2個収獲できました。確認出来ているだけで大小10個近くのゴーヤの実ができています!
天気がよくなり、先週あたりからゴーヤの生育が急によくなって緑のカーテンになってきました。実も大小合わせて10個以上できています!#ゴーヤ #家庭菜園 pic.twitter.com/1NTxNC0wsm
— らくらくキッチン (@raku_kitchen) August 4, 2019
8月18日(苗植え後107日)【大量収獲】
収獲できる大きさのゴーヤがたくさんできて、毎日ゴーヤ生活です(笑)。
今年のゴーヤは大きくなって、そのまま収獲せずにぶら下げておいても黄色くなりません。昨年のゴーヤは収獲しないで放置しておくと、黄色くなってはじけて割れてしまいました。
緑のカーテンで日よけにもなってくれています。
本日は長さ30cm近くある大きなゴーヤを7個収獲しました。
トータルで15個位収獲しました。あと15個位は実ができているので合計30個は収獲できそうです。昨年よりは出来が悪いですが、天候が悪かったことを考えるとまずまずの出来かなぁと思います。
まとめ
9月中旬まで大量にゴーヤが収獲でき、大成功でした。正確には数えていませんが、100個位は収獲できたと思います。
2020年のゴーヤ栽培の記録です↓
2022年のゴーヤ栽培(プランター)の記録です↓
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