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バーミキュラのホーロー鍋を使ってみた口コミ・レビュー

バーミキュラホーロー鍋 フライパン・鍋

「世界一、素材本来の味を引き出す鍋」をコンセプトに開発されたVERMICULAR(バーミキュラ)の鋳物ホーロー鍋を紹介します。高い密閉性により、食材の旨味・水分を逃さずに素材本来の味を楽しむことができる鍋です。

実際にバーミキュラのオーブンポットで料理をしてみた感想やメリット・デメリットなどについて解説します。

【PR】レビュー用にメーカー様に鍋&レシピ本を提供していただきました。

バーミキュラ鍋の特徴

VERMICULAR(バーミキュラ)という名前をきくと海外製に思うかもしれませんが、バーミキュラは1936年創業した鋳造メーカーである愛知ドビーから生まれた日本製鋳物ホーロー調理器ブランドです。熟練した職人がひとつひとつ丁寧に作り上げ、他には真似できない高い性能を実現しています。

日本製は安心感がありますね。

バーミキュラの調理器には「オーブンポットラウンド」「ライスポット」「フライパン」がありますが、今回紹介するのはオーブンポットラウンド(鋳物ホーロー鍋)です。非常に密閉性が高く無水調理ができるのが特徴で、過去には最大15カ月待ちになるほどの大人気の鍋です。

オーブンポットには直径14㎝、18㎝、22㎝、26㎝のサイズがありますが、本記事で紹介するのは18㎝(1~2人用)のやや小ぶりの鍋です。3人分以上を作るなら22㎝以上がよいと思います。

▼オーブンポットラウンド#18(ナチュラルベージュ)、バーミキュラレシピ本、説明書

★対応熱源
直火、IH、オーブン、ハロゲン対応

★重さ
18㎝鍋(1~2人用)の重さは2.6kg、22㎝鍋(3~4人用)の重さは4.2Kgと重いです。ホーロー鍋は中身が鋳物なので普通の鍋に比べると重くなるのは当然なのですが、バーミキュラの鍋は他社のホーロー鍋と比べても少し重いです。そのため、重いのが苦手な方に小さめの鍋を選ぶなどするのがよいでしょう。


バーミキュラの鍋の色が淡いのは、鮮やかな色を出すカドミウムをあえて使用していないためです。我が家で使っているのはナチュラルベージュですが、とても落ち着いた色で気に入っています。

★密閉性
フタと鍋が合わさる接合部分はホーロー加工が施されていません(黒色の部分)。30度の円錐形状に精密加工をし、接合面積を増加させることで密閉性を高め、食材から出た蒸気や風味を閉じ込め、高度な無水調理を可能にします。

★リブ底
なべ底にリブ加工がされています(鍋底の凹凸)。これは食材を点で支え、鍋底との接地面積を極力少なくすることで鍋底からの食材への過剰な熱の伝達を抑えています。

★熱さ3mmの鉄鋳物
熱伝導率が高く、熱ムラが少ないので、食材に均等に火を通すことができます。

▼バーミキュラの熱伝導のしくみを説明している動画

>>VERMICULAR 公式サイトはこちら

バーミキュラ鍋(18cm)を実際に使ってみたレビュー

18㎝鍋を使っているので、レシピ(22㎝/4人分)の分量よりも少し減らして作っています。18㎝鍋はやや小ぶりで2~3人分の料理に適したサイズ感です。

★キャベツとしめじと鶏肉の蒸し焼き
まず1品目はレシピ本に『はじめの一品』として掲載されていた「キャベツとしめじと鶏肉の蒸し焼き」に挑戦してみました。レシピ本は写真付きで説明がシンプルでとても分かりやすいです!

カットした材料を鍋に入れて、塩コショウを振ります。

30分弱火で加熱します。

完成です!

鍋いっぱいに入れたのに半分位のカサになりました。これならもっと野菜を詰め込んでも大丈夫でした。

水は全く使っていませんが、食材から水分がでて、焦げ付きなし。鶏肉はとても柔らかく、野菜は旨味たっぷりでとても美味しく仕上がりました!

★温野菜
バーミキュラにクッキングシートを敷いて、カットした野菜を入れ、塩コショウをふり、30分弱火で加熱します。水分の少ない野菜のときはクッキングシート大匙1~2の水を入れます。今回は水は入れませんでした(野菜を洗ったときの水分のみ)。

どの野菜もほくほくで、自然の旨味がでて甘くなっていました。水を入れなくても野菜自身が持っている水分だけでこんなに美味しくなるんですね。

クッキングシートを敷いたら焦げ付くこともなく、お手入れも簡単でした。

ブロッコリーやウインナーなども美味しく蒸すことができました!

★無水カレー
バーミキュラにカットした材料(トマト、タマネギ、ニンジン、ジャガイモ、豚バラスライス)を入れて、フタをして60分加熱します。材料は鍋パンパンに入れました。

60分後、食材から水分がでて鍋の半分位までがスープになっていました。ここにルーを入れて混ぜて溶かします。

フタをして10分予熱で味をなじませて完成!

野菜の水分だけで作る旨味たっぷりの濃厚な無水カレーは普通の鍋で作るカレーとは明らかに異なります。野菜の甘みが強く深みがでてとても美味しかったです!

★肉じゃが
材料を入れて煮込むだけ(無水)で旨味たっぷりの美味しい肉じゃがができました!

★ご飯を炊く
ご飯を炊いてみました。18㎝鍋は3合まで炊けますが、今回は2合で炊きました。

おコメは20分程浸水してから加熱します。

まず中火で約10分加熱し、鍋のフチから水滴がこぼれてくるまで沸騰させます。その後弱火で13分加熱して、13分蒸らして完成!

しゃもじで全体を混ぜて完成!

普通のお米ですが、バーミキュラで炊くと、土釜で炊いたような粒立ちのよい美味しいご飯が炊けます。炊飯器のように保温ができないのはやや不便ですが、残りは容器に入れて保存するようにしています。

>>VERMICULAR 公式サイトはこちら

お手入れ

汚れや焦げがついたまま使用するとホーローを傷める原因になります。都度きれいに洗うことで、鍋をきれいに保つことができます。

やわらかいスポンジと台所用洗剤で洗うことで簡単に汚れが落とせます。食器洗浄機・乾燥機を使うこともできますが、スポンジでの手洗いが推奨されています。

食洗器を使う場合の注意事項
1.  食器洗浄機には、鍋単独で入れる(他の食器などに触れて、キズが付く場合があるため)
2. 食器洗浄機の洗剤は、研磨剤や漂白剤が入っていないものを使用する

フタと鍋の合わさる接合部分は、密閉性を高めるためにホーロー加工がされていないので、サビが発生する場合があります。水分をよくふき取り、フタと鍋のフチも食用油を薄く塗って保管するとサビつき防止になります。万一錆びてしまった場合でも鉄鋳物のサビは人体に無害です。

バーミキュラ鍋のメリット・デメリット

使って感じたメリットとデメリットは下記の通りです。

メリット
  • 均一に熱が伝わり、食材をムラなく加熱できる
  • 無水料理で食材の旨味を逃さない
  • 煮物から炒め物、焼き物まで、あらゆる料理に対応可能
  • デザインがおしゃれ
  • 汚れが付きにくく、お手入れが簡単
  • 丈夫で長持ちし、長く使える
  • レシピ本や公式サイト・アプリにレシピがたくさんある
  • リペアサービスで何度でも修理可能

長い間使ってホーローが剥がれたり傷んでしまった場合には「リペアサービス」で何度も修理できます。再ホーローコーティング(ホーローをすべて剥がし、もう一度一からホーロー加工する)で新品同様に生まれ変わります。リペアサービスは鍋の修理だけでなく、カラー変更も可能です。

デメリット
  • 重い
  • 一般の鍋に比べると価格が高い
  • フタと鍋の接合部がさびやすい
  • 弱火が基本なので調理時間がかかる

デメリットもありますが、長く使用できて、美味しい料理が作れることを考えると個人的にはメリットのほうが上回ります。無水料理で煮物・スープ・蒸し料理など何でもできて美味しくなるのは魅力的です。

重さは人によって許容度が異なるので、サイズと重さをよく確認してから購入しましょう。私は多少重くても毎日使いたくなる鍋だと感じています。

ホーロー鍋は一般の鍋に比べると価格は高めですが、バーミキュラ製品は、生産性の向上とコスト削減により23年4月から値下げの価格改定がされました。これにより以前よりも安く買えるようになりました。

まとめ

バーミキュラのオーブンポットで作る料理はどれも美味しいです。料理のテクニックがなくても極弱火でゆっくりと加熱するだけで美味しくなります。素材本来の味が楽しめて体にもよさそうです。

値段は高めですが、簡単料理で美味しい料理が食べられることを考えると値段以上の価値があると思います。無水調理がしたい方には特におすすめの鍋です。

>>VERMICULAR 公式サイトはこちら

フライパン・鍋
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