これまで表面加工されたフライパンを使ってきましたが、今回初めてステンレスのフライパンを使い始めました。実際に使ってみて感じたメリットやデメリットを紹介します。
kubell(クーベル)のステンレスフライパン
Makuakeにて223%達成したステンレスフライパンです。
サイズ | 内径24cm / 高さ5cm / 全体長さ43cm / 全体高さ10cm |
重量 | 816g |
材質 | 本体:ステンレス3層鋼 2.0mm /セラミック塗装 ハンドル:ブナ材 /ウレタン塗装 |
熱源 | ガス・IH・炭火・焚き火などすべての熱源に対応 |
カラーはブラックとレッドの2色展開です。ブラックを選びました。


サイズは24㎝で重さは816gと標準的なサイズのフライパンです。
ステンレスは保温性に優れるのでお肉料理などは特に美味しく焼くことができます。
ハンドルには耐水・耐熱加工がされています。

製造しているのは新潟県燕市の株式会社フジノス。多層鋼鍋を国内で初めて開発、IH対応の業務用鍋を世界で初めて開発し、TBSテレビ「マツコの知らない世界 ~ フライパンの世界 ~」にも登場した会社です。
使い方
クーベルに限らずステンレスフライパンに共通ですが、調理前の予熱を十分してから油を馴染ませます。
1.油をいれず中火に2分程度かけます
2.水滴を落として、玉のように転がれば予熱完了

水滴が玉にならないで広がっていく状態はまだ予熱が足りないことを意味します。その状態で食材をいれるとくっつきやすくなります。
3.油をひいて馴染ませます

4.食材を入れます

食材を入れた直後はくっついても無理に剥がさず、そのまましばらく焼くときれいに剥がれます。焼けないうちに剥がそうとすると肉がフライパンにくっついてボロボロになってしまいます。この点はフッ素加工のフライパンと扱いが異なります。
クーベルのフライパンを使ってみたレビュー・感想
我が家ではステンレスのフライパン一度も使ったことがなかったので、クーベルのフライパンが初めて使うステンレスフライパンです。
重さについてですが、一般的な24㎝サイズのステンレスフライパンだと1kg以上あるので、クーベルの816gという重さはステンレスフライパンとしては軽量です。実際に使ってみて、ものすごく軽いとは思いませんが、重い!というほどでもありません。体感的にはごく一般的なフライパンの重さです。
ステンレスのフライパンはくっつきやすくて扱いが難しいイメージがあったのですが、思ったよりも上手に使いこなせました。
上記で説明した使い方で調理するとほとんどくっつくことなく調理できます。
ステーキなどの厚い肉も焼きムラなく上手にできます。
ステーキ肉を焼いた様子を動画にしました!
くっつきやすいイメージの目玉焼きを焼くこともできます。
予熱をしっかりして油をひいて卵を落とします。予熱は大事です!

蓋をして約2分焼いた状態です。お箸でも剥がれます。

テフロンのフライパンで焼くよりも白身がこんがり焼けました。

とろみのある麻婆豆腐も焦げずにできました。ひき肉がフッ素加工のフライパンで焼くよりもしっかり焼けて美味しく仕上がりました。

パスタは火加減を調節したら上手にできました。しかし、パスタはくっつきやすいのでステンレスフライパンで作るのは難しいと感じました。

約1か月いろいろな料理を作ってみました。炭水化物や卵料理にはあまり向かないかなぁと感じましたが(くっつきやすくて火加減が難しい)、そのほかの料理は上手にできました。
お手入れ方法
フッ素加工に比べると食材がこびり付きやすいですが、調理直後の熱い状態で水につけても大丈夫なので取り扱いは楽です。

こびり付いた汚れはスポンジやたわしでゴシゴシ洗ってもOKです。

フッ素加工のフライパンのように表面加工が傷むのを気にせずにゴシゴシできるのはよいです。
メリット・デメリット
クーベルのステンレスフライパンを約1か月使ってみてわかったメリットとデメリットを紹介します。
メリット
- 料理が美味しくできる(特に焼きがしっかりできる)
- ゴシゴシ洗える
- 丈夫で劣化しににく、長期間使える
- 見た目がおしゃれ
焼きがしっかりできて、保温能力が高いので、表面がカリっとして、中がジューシーといった料理もできます。焼き料理に向いていると思います。
焦げ付いてもたわしで思いっきりゴシゴシ洗うことができるので、お手入れは楽です。
あと日々使っていて感じることは見た目がおしゃれなので使っているとテンションが上がることです。ほぼ毎日つかうものなのでこれって大事だなぁと感じます。
デメリット
- くっつきやすい
- 予熱に時間がかかる
- 値段が高い
フッ素加工がされていないので、ゴシゴシ洗えるというメリットがある一方で、素材がフライパンにくっつきやすいというデメリットがあります。
これに関しては、予熱をしっかりして(2~3分)、油をひいて火加減に注意すれば回避できます。予熱をしたり、火加減を調節するのがフッ素加工のフライパンに比べると面倒ではありますが、慣れてしまえばそこまでストレスにはなりません。

卵やご飯ものなどくっつきやすい素材を調理するときはフッ素加工のフライパンを使うなどして使い分けをしています。
フライパン自体の価格はフッ素加工されたものに比べると高いですが、ステンレスは丈夫で劣化しにくいので、かなり長持ちします。上手に使えば10年以上も使うことができます。フッ素加工のフライパンだと1年程度でダメになるものが多いので、長期的にみればコスパがよいです。
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