ツインシェフは鍋が2個ついたユニークな自動調理鍋です。4種類の料理を一度に調理できるほか、低温調理などもできる優れものです。
一人暮らし、単身赴任などで炊飯器や鍋がない方にもぴったりの調理家電です。
実際にツインシェフを使って、さまざまな料理を作ってみたので使い勝手や感想を紹介します。
残念ながら、ショップジャパン公式サイトではツインシェフは販売終了となってしまいました。Amazonなどでは購入できるようです。
ツインシェフとは?
2つの鍋でごはんとおかずが1度に調理できる自動調理鍋です。付属の蒸しプレートを使えば最大4種類の料理を同時に調理することができます。ショップジャパンより販売されています。
セット内容は下記のとおりです。
- 本体
- おたま
- しゃもじ
- 計量カップ(180ml)
- 取扱説明書
本体には
- 内なべ×2
- 蒸しプレート×2
- 内ぶた×2
がついています。
本体以外のパーツは食器洗浄機OKです。
内なべは食材が付きにくいフッ素コーティング加工です。炊飯用の水位メモリがついています。
見た目は小ぶりの鍋ですが、容量は意外と大きくて、ご飯は4合、カレーは約6皿分の調理が可能です。
自動調理と手動調理
ツインシェフには材料を入れてボタンを押すだけの「自動調理メニュー」と自分で時間・温度を設定できる「手動調理」があります。
自動調理メニュー
10種類のクイックメニューに関しては、メニューを選んでボタンを押すだけの自動調理ができます。自分で温度や時間を設定する必要はありません。
手動調理(低温調理もできる!)
手動調理メニューを選択すると、調理時間と調理温度を自由に設定することができます。
温度は35~130℃、時間は1分~12時間まで設定できるので、
- ローストビーフ
- サラダチキン(鶏ハム)
- 豚の角煮
- 温泉卵
などの低温調理もできます。
ツインシェフの使い方
使い方はとても簡単です。二つの鍋それぞれに材料を入れたら、ボタンを押すだけです。あとはほったらかしでよいので、火加減などを気にする必要がありません。
※2つの鍋は独立しているので、片方の鍋のみで使うこともできます。
- step1二つの鍋、それぞれに材料をいれる
- step2メニューボタンを押して調理スタート
あとはほったらかしで何もしなくてOK!
- step3完成!
ごはんは約30分、カレーは約1時間で完成しました。
※調理後は自動的に『保温』に切り替わるので、そのまま放置していても冷めることがありません。
ツインシェフで調理したレビュー(動画あり)!
カレーライス(カレー&炊飯)
ツインシェフで最初に作ったのがカレーライス。炊飯とカレーの同時調理です。宣伝通り、材料入れてスイッチを押したら、あとはほっておくだけで完成しました。焦げ付くこともなく美味しく仕上がりました。
動画にしたので操作方法など参考にしてください↓
最大4品の同時調理
なべ2個と蒸し器2個をフルに使えば最大4品目の調理ができます。複数品目調理をいろいろとやってみたので紹介します。
3品同時調理(炊き込みご飯・豚汁・蒸しブロッコリー)
下記3品を同時調理してみました。
炊き込みご飯も豚汁も自動調理メニューにあるので、選択するだけです。ブロッコリーは蒸しプレートに入れただけです。
炊き込みご飯も豚汁も味がよくしみて美味しくできました。蒸したブロッコリーは柔らかく蒸されていましたが、色が悪くて驚きました(笑)。蒸し時間が長すぎたのが原因と思われます。
2品同時調理(筑前煮とミネストローネ)
和と洋のちょっとおかしな組み合わせですが、筑前煮とミネストローネの2品同時調理してみました。
材料を入れてボタンをおしたら、放置でOKです。筑前煮は味もよく染みて美味しく煮込まれていました。
4品同時調理
なべ2つ、蒸しプレート2つをすべて使って4品同時調理をしてみました。
ローストビーフ
手動調理でローストビーフを作ってみました。ローストビーフだけを作ったので、なべは左側の1つだけを使いました。
2つの鍋は独立しているので、1つの鍋だけで調理することもできます
肉をチャック付きビニール袋にいれ、ビニール袋ごと水を入れたなべの中にいれます。
手動調理で57度・3時間に設定したら、あとは放置。調理が終了したら、肉の表面をフライパンで焼いて完成!
柔らかくて本格的なローストビーフができました!
動画↓
サラダチキン
ローストビーフと同じ作り方でサラダチキン(鶏ハム)も簡単に作ることができます。
鶏むね肉をジップロップに入れて、60℃、1時間半に手動設定します。
しっとりとやわらかなサラダチキンが完成しました。
動画↓
お手入れ方法(食洗器OKです)
本体以外はすべて中性洗剤で洗うことができます。すべて食器洗浄機も使えます。
内ぶたは簡単に取り外すことができ、パッキンを洗うことができます。
蒸気弁も取り外しができて、パッキンを取り外して、洗うことができます。
取扱説明書にイラスト付きで取り外し方や取り付け方や書かれています。最初は組み立てに手こずることもありましたが、2~3回やったら習得できました。慣れればそれほど複雑ではありませんが、毎回やるのはちょっと面倒です。
蒸気弁は料理後もあまり汚れないので、毎回洗う必要はないのかもしれませんが、私はきれいにしておきたい体質なので毎回分解して洗っています。
電気代は?
消費電力は900W(450W × 2)です。2つの鍋で900W なので一般的な調理家電と同じくらいですね。
・白米の炊飯(2合)の場合→約3.1円
・白米の炊飯(2合)+カレーの調理→約8.7円。
※電気代はメニュー、食材の量によって異なります。
(公式サイトより)
ツインシェフのメリット・デメリット、注意点
メリット
- 同時に最大4品調理ができる
- 材料を入れたらあとはほったらかしでよい
- 操作が簡単
- 低温調理ができる
- 2個のなべがあるわりにはコンパクト
デメリット
大きな不満点はありませんが、蒸気弁のパッキンを分解して洗うのがちょっと面倒です。
あと、取扱説明書に掲載されているレシピがちょっと雑で、レシピ数も15種類と少ないです。専用レシピ本があれば便利だと感じました。
注意点
ツインシェフは圧力鍋ではないので、時短調理ができるわけではありません。例えば、豚汁だと予熱(45分)+調理(30分)で1時間15分かかりました。時短ではなく、ほったらかしができるというのがメリットです。
また、ホットクックのような撹拌機能はないので、完全ほったらかしで手のこんだ料理はできません。しかし、カレー、筑前煮、八宝菜などの定番料理はほったらかしで作れたので、多くを望まなければ満足できる商品です。
まとめ
ツインシェフは見た目のユニークさだけでなく、便利で、美味しく料理ができます。
材料を用意して鍋に入れるまでは普通の調理と同じですが、そのあとはずっとほったらかしでOKなので、その間に外出したり、家事を済ませたりと時間を有効活用できます。また、低温調理で本格的な料理が簡単にできるのも魅力的です。
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