ユニロイ(UNILLOY)のホーロー鍋を使うと料理が美味しく出来ます。ホーロー鍋を使うのはユニロイがはじめてですが、高価なだけあって普通の鍋とは違いますね。
ユニロイの社長さんから直接お話をきく機会があったので、そこで聞いてきたこと、実際にユニロイのキャセロール鍋で料理してみて感じたことなどを紹介します。
ユニロイのホーロー鍋の特徴
世界一軽い
ユニロイのホーロー鍋の一番の特徴は『世界一軽い』ということです。
22cmのホーロー鍋の重さを比較すると、
ユニロイ | 2.7kg |
ル・クルーゼ | 3.7kg |
ストウブ | 3.98kg |
バーミキュラ | 4.2kg |
ユニロイは他社のホーロー鍋に比べると1kg以上も軽いです。重いと毎日使う気にはならずにお蔵入りとなったり、インテリア的な置物になってしまいますが、ユニロイの鍋はホーロー鍋としては軽いので、毎日使えます。
薄い
ユニロイの鍋は世界一薄い2mmです。
下記の写真はユニロイとルクルーゼのホーロー鍋の断面図です。これをみるとユニロイ鍋の薄さがよくわかります。
左:ユニロイ、右:ルクルーゼ
(断面図)
薄いということは、熱が伝わりやすくなり、素材が美味しくなるということを意味します。
側面や底面からムラなく熱を伝えるため、短時間で鍋内を一気に加熱します。食材を入れても温度が下がりにくく、揚げ物はカラッ、麺を茹でるとコシがでます。
初めてのユニロイではご飯を炊いてみましたが、ふっくらと美味しく炊き上がりました。もっと使いこなせば料理が美味しくなると実感しました。
さびにくい
ユニロイ鍋の鍋は塗料のフタとの勘合部(フタと合わさる部分)もホーローなので錆びにくいです。他社のホーロー鍋の勘合部はホーローではないので、経年劣化で錆びてきてしまいます。
強度がある
ユニロイは強度のある材料を使っているので、30年使っても大丈夫だそうです(取扱説明書には10年と記載されていますが)。もちろん、何十年も使っていると汚れはついてしまいますが。
他社のホーロー鍋の材料は繰り返し使っていると割れてくることがあるが、ユニロイは強度のある材料なので鉄が割れることがないそうです。
有害物質は不使用
赤や黄色など色鮮やかなホーロー塗装には有毒の恐れがある重金属を含んだ釉薬(ゆうやく)が使われることがあります。ユニロイの鍋には人体に影響のある釉薬は使用されていません。
ユニロイ鍋の色合いが淡いのはそのような理由です。
ガス・IH・オーブンもOK!
ガスとIHの両方で使うことができるので、普段はガス使用、パーティーなどでは卓上IHを使用…といった具合にシーン別で使い分けることもできます。
ユニロイはグッドデザイン賞を受賞しているので、そのまま食卓に出せるおしゃれなデザインです。
また、フタをしたままオーブンにいれることもできます。
オーブンで使えるのは便利ですね。でも、焦げ付くのが心配でまだオーブンは使っていません。
プロも愛用する確かな日本の技術
19年連続でミシュランの星を獲得するドイツのスターシェフをはじめ国内外のプロのシェフも愛用しているとのことです。
安心の日本品質ですね!
UNILLOYホーロー鍋のラインナップ
サイズは20cm、22cm、24cmがあります。深さは薄型と深型があり、深型が一般的ですが、パエリアや鍋などには薄型が向いています。
カラーはピンクや黄色など淡いパステルカラーでおしゃれなので、食卓にそのまま出すこともできますね。
我が家のは22cmの深型鍋ですが、意外と大きいので20cmでもよかったかなぁと思っています。
UNILLOYホーロー鍋を使ってみた感想・注意点
上記のとおり、ユニロイのホーロー鍋にはさまざまなラインナップがありますが、我が家で使っているのは キャセロール深型22cm(くろがね)です。
くろがね(黒色)が一番人気だそうです。くろがねだけは、ツルツルではなく、少しざらついていて(マットブラック)、焦げにくいつくりになっています。料理初心者の人におすすめです。
くろがねはホーロー鍋にしては地味ですが、汚れが目立たないという点でもよいですよ!
フタが取っ手にかけられるように考えられていて、炊飯のときは特に便利です。
ご飯がふっくらと美味しく炊けるのはもちろんですが、煮物なども美味しく仕上がります。
煮物はかなり美味しくできると実感しています。
ロールキャベツはお肉もしっとりジューシーに仕上がります!
カレーや肉じゃがなど炒めてから煮込む料理もとても美味しく出来ます!
ユニロイの鍋にたっぷり水を入れて麺を茹でると美味しいです(特にパスタ)。
ユニロイ鍋の注意点としては、
- 無水料理はやめたほうがよい
- 22cmでも大きく感じたのでサイズ選びはよく考えて!
- 世界一軽いといっても、琺瑯なので普通の鍋よりは重い
ルクルーゼなど有名メーカーのホーロー鍋は無水料理ができますが、ユニロイは完全な無水料理はやめたほうがよいとのことです。無水は空焚きと同じなので、ホーローへのダメージが大きいです。少量の水を入れるのがよいそうです(ユニロイの社長さん談)。
あと、私は他社のホーロー鍋を使ったことがないので気にならなかったのですが、他社のホーロー鍋はユニロイに比べるとフタがピッタリ閉まるようです(他の方の口コミに書かれていました)。そのあたりも気になる方は、よく調べてから購入したほうがよいと思います。
私のようにホーロー鍋デビューの方には、ユニロイは使いやすいので満足できるのではないかと思います。
ユニロイ ホーロー鍋の口コミ
楽天市場の口コミレビューを調べてみると、77件の購入者レビューが投稿されており、5点満点中4.68と高評価を得ています(2020年2月時点)。
ざっくりですが、レビューをまとめてみました。
- デザインも実用性もよい
- 思っていた以上に軽くておしゃれ!
- IH・オーブンの両方に使えるので便利
- 同じ22cmでも、ルクルーゼやストウブより容積が大きい
- 野菜スープの人参がほろほろに煮込まれておいしくかった
- チキンカレーのお肉がホロホロでとても美味しくできた
- 肉じゃがはフタを閉めて煮込んだら火の通りがはやくてすごく美味しくできた
- おせちの黒豆が短時間でふっくら柔らかくなった
- テレビで新潟県三条市の工場で作られているのを見たので信頼できた
- 思ったよりも重かった。ワンサイズ小さいのにしたほうがよかった
- 細かいキズがいっぱいあった
- 焦げることには気を付ける必要がある
思ったよりも重いと書かれているレビューが1件ありましたが、全体的には軽いとの意見が圧倒的に多かったです。ホーロー鍋なので普通の鍋よりは重いですが、他のメーカーのホーロー鍋に比べると軽いです。
公式サイトで買うとプレゼント&3年保証があります
⇒UNILLOY(ユニロイ)公式サイト
※ユニロイは値下げを一切しない方針をとっているため、どこでも価格は同じです。
ユニロイの社長さんのお話を聞いてきました!
私は今までユニロイという会社を知りませんでしたが、ユニロイは新潟県燕三条にある高品質の鋳物メーカーです。燕三条というと安心感がありますね。
このたび、ユニロイの社長さんやスタッフさんから直接ユニロイのホーロー鍋の特徴や魅力についてお話を伺う機会がありました。
昔は下請け部品メーカーで、自社製品が欲しいと思っていたそうです。そんな矢先にリーマンショックが起きて、売り上げ60%減となり、暇になってしまいました。
そんなときに「フライパンを作ってみないか?」という話があり、作り始めたのが自社製品開発のきっかけになりました。最初は100個中80個が不良品という散々な結果でしたが、とにかくやり続けた結果、新たな仕事が舞い込んできて、仕事が軌道に乗り始めたそうです。
元々部品を作っていたので、薄いものが得意だったとのことですが、社長は「絶対に諦めない。やめることを考えることをやめた!」とおっしゃっていました。
まさに下町ロケットの世界ですね!
本記事ではホーロー鍋を紹介していますが、ユニロイではフライパンも製造・販売しています。
公式サイト限定の特典あり
ユニロイの鍋はいつでも値下げはされていないので、どこで購入しても価格は同じです。
※現地工場でのみアウトレット品が少し安くなることはあるそうです
公式サイトで購入するメリットとしては以下の2点です。
(楽天やアマゾンでも購入できますが、以下の特典がありません)
- 3年間の保証制度(定価の半額で新品と交換)
- オリジナルミトン(両手分:2800円相当)がもらえる
ホーロー鍋は普通の鍋とは異なり、急激な熱変化により割れることがあるそうです(ヒートショック)。特にIHの4~5は強すぎるので注意が必要です。
我が家では使用歴1年ですが、今のところ割れる気配は全くありません。ガス火で使用する場合は割れのリスクは低いように思います。
ただ、高価な鍋なのでうっかり割れてしまった場合には3年間の交換保証制度があるのは安心です。
※3年保証は加入料金として2,500円(税抜) がかかります。
3年間保証をつけない場合は楽天でポイントをもらうのが得ですが、私は交換保証制度のある公式サイトを利用しました。
種類やサイズの選び方は公式サイトに詳しく載っているので、チェックしてみてくださいね!
保証やプレゼントのミトンが不要であれば、楽天市場で買うのが一番お得だと思います(ポイントがつくため)。
ふるさと納税の返礼品としても貰えます
新潟県三条市のふるさと納税の返礼品としても取り扱いがあります。
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